碧落に嗚呼終わったと微笑んで 笛吹きは往く何も連れずに

「へきらくにああおわったとほほえんで ふえふきはゆくなにもつれずに」

 

Twitterタグ企画でお届けした一首です。晴れのイシュガルドというレア天気、そして灯りのともる街並みに背を向けて階段を降りるたびさんという構図がとても印象的で、これは蒼天のイシュガルドエンディングなのだなという思いで一息に詠みました。笛吹きというのはジョブ・吟遊詩人の比喩でもあり、ハーメルンのそれでもあります。ただしネズミも子供も連れることなく、全てをこの国に残し身ひとつで去る。イシュガルドの変革を、竜詩戦争の終わりを信じて疑わなかった盟友、彼の夢見たイシュガルドがこれからそうなっていくよう願い、何も取り上げず、何も取り除かずに。何もかもハッピーエンドではないけれど、ひとつ区切りがついたイシュガルドの空はほのかに明るく、街には確かに人の営みである灯りがついている。そこに背を向けてどこへ行くのかといえば、次の旅路しかないのでしょう。尊いお写真をありがとうございました……。

(撮影・モデル たび@ぱんでも様)


コメントは受け付けていません