此れきりと返り見手繰る野暮な癖 口髭にふる泡沫の跡

「これきりとかえりみたぐるやぼなくせ くちひげにふるうたかたのあと」

Twitterタグ企画でお届けした一首です。紫水宮の一角、誰かいるわけでもない中庭を見るともなく見ている物憂げなエレオスおじさまの横顔っていうだけでもう色々な想像がはかどりますよね。ね。背を向けた側に、同じく背を向けて去っていく誰かがいたりするのだろうか……というほのかなロマンスの残り香はドライスタウトの泡にはじけて消える。一口目の深いカラメル香、どっしりとした苦味を持ちつつ喉に決してつかえず、泡は最後の一口まで律儀に唇を撫でその口髭に甘い余韻を残すのだ。飲みたくなるお写真をありがとうございました!!

(撮影・モデル ギネス☽ Belias&Ixion様)


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